ハードディスクやSSDを最適化する - Windows 7実践ナビ:ITpro: "ハードディスクやSSDを最適化する
記事一覧へ >>
5 4 3 2 1 <<
デフラグやキャッシュの機能を無効にする
まず自動デフラグのオフは、図4の「ディスクデフラグツール:スケジュールの変更」ダイアログで、「スケジュールに従って実行する」のチェックを外せばよい。「SSD」も「デフラグ」は行った方が理論上はよいはずだが、毎週はさすがに多すぎる。1カ月単位でチェックして、もし断片化が20%を超えているようなら手動で実行する程度でよいだろう。
次に「Pefetch」の機能を無効にしてみよう。「スタート・メニュー」の「検索ボックス」に「regedit」と入力し、検索結果をクリックしてレジストリ・エディタを起動する。レジストリ・エディタの画面左側のツリーから「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters」と階層をたぐり、その右側に表示される「EnablePrefetcher」をダブルクリックする(図9)。表示されたダイアログ内の値が有効を表す「1」になっているので、「0」に変更すればPrefetch機能が無効になる。
図9●Prefetch機能をオフにする
Prefetch機能をオフにするには、レジストリ・エディタからHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParametersを開き、右側の項目にある「EnablePrefetcher」の値を0にする。
[画像のクリックで拡大表示]
さらに「SuperFetch」を無効にしてみよう。「スタート・メニュー」にある「検索ボックス」に「サービス」と入力し、その検索結果から「ローカルサービスの表示」をクリックする。表示された画面の右側の一覧[SuperFetch]サービスをダブルクリックしてプロパティのダイアログを開き、[全般] タブの[スタートアップの種類] を確認する(図10)。ここが[自動(遅延開始)]になっていて、サービスが「開始」されているようなら「無効」を選択する。これで、SuperFetch機能が無効になる。
図10●「SuperFetch」機能を無効にする
一覧表示されたサービスの中から[SuperFetch]サービスのプロパティを開き、サービスが開始しているようなら「無効」に変更する。
[画像のクリックで拡大表示]
「Trim」コマンドの発行を確認する
最後に、Windows 7で追加された「Trim」コマンドについて紹介しよう。「SSD」は、データを書き込む際に、前のデータを消去してから書きこむ。つまり、データが必要なくなった時点で先に消去してしまえば、必要になった際に消去してから書き込むより効率が上がる。そこで、Windows 7では必要なくなったブロックを「Trim」コマンドでデバイスに送り、消去を促している。
Windows 7でSSDを利用しているユーザーが「Trim」コマンドを発行しているか確認したい場合は、管理者権限で起動したコマンド・プロンプトで「fsutil behavior query DisableDeleteNotify」と入力して[Enter]キーを押す(図11)。「DisableDeleteNotify =」の後が「1」なら「無効」、「0」なら「発行」していると確認できる(図11)。
図11●「Trim」コマンドの発行を確認する
管理者権限で起動したコマンド・プロンプトで「fsutil behavior query DisableDeleteNotify」と入力して、「DisableDeleteNotify = 0」と表示されればTrimコマンドが発行されている。
[画像のクリックで拡大表示]"